「管理会社に頼んだのに、全然対応してくれない!」
そんな不満、誰しも一度は感じたことがあるのでは?でも、焦って管理会社を変更する前に、まずは現状を整理し、できることから改善していくことが大切です。今回は、そんなあなたのために、試すべき3つの秘策と、管理会社の契約内容確認と、その先のマンション管理士活用についてお伝えします。


1️⃣ 秘策①:まずは「管理委託契約書」を見直そう!


✅ なぜ契約書の確認が最初?

  • 契約書には「管理会社が提供するサービス」と「提供できないサービス」が明記されています
  • 契約書に定めのないことを求めても、管理会社は対応義務を負いません
  • 逆に、契約に書かれていれば、「対応を要求できる権利」があります

✅ 契約書で確認すべきポイント

  • 業務範囲:清掃、設備点検、会計報告など、何が含まれているか
  • 対応速度:緊急時の対応時間や連絡体制
  • 費用含否:別料金ゾーンのサービス内容
  • 報告義務:月次報告や理事会への資料提出義務の有無

🔍たとえば「LED交換が管理会社の業務範囲外」と書かれていたら、理事会での協議なしに要求するのは難しい。まずは契約書の中の説明責任と業務範囲を整理しましょう。


2️⃣ 秘策②:契約できる範囲の中で「使いこなす」


✅ 「契約できる範囲」の具体的活用方法

✅ 清掃・巡回 → 指示の出し方を工夫する

  • 「雨上がりに玄関ドア横のぬかるみを拭いてほしい」等、具体的指示を出すと対応しやすくなる

✅ 設備トラブル → 報告ルールを最適化

  • 故障報告から復旧報告までの一連の流れを確認・記録
  • 毎月の理事会報告にまとめ、透明性と迅速な対応の仕組みにする

✅ 会計・集金 → 使いこなせているか確認

  • 管理費や修繕積立金の入出金報告形式・タイミングを確認し、不備があれば改善交渉を
  • 記録や報告書があれば、「何を任せて、どう使われているか」が不安なく見える化できます

3️⃣ 秘策③:やっぱり管理会社でできないことは「マンション管理士」に相談!


✅ 管理会社にお願いできないこと例

  • 契約書にないが必要な業務(例:防犯カメラの設置や運用ルール整備)
  • 法令に関する相談や合意形成支援(総会運営、議事進行など)
  • 長期修繕計画の見直しや第三者視点からのチェック

✅ マンション管理士の活用メリット

活用ポイント内容
契約ギャップの洗い出し契約内容と必要事項を照らし合わせて、打ち手を提案
理事会・総会支援手続き・議案の作成や進行支援で円滑な会合を実現
専門アドバイス長期修繕・会計・契約書、法律問題に幅広く対応

✅ 総まとめ:「不満」は、改善へのチャンス!


  1. 契約書を読み込んで、自分たちの権利・義務を明確にする
  2. 契約範囲内のサービスを最大限活用し、不足分はマンション管理士に相談!
  3. 管理会社変更は最後の手段。まずは協力体制を築き、信頼関係の中で前に進むのがベスト!

📣 札幌市の管理組合・理事の皆さまへ

「管理会社が何もしない」と嘆く前に、契約書の整理と活用、そして専門家の協力が必要です。
マンション管理士は、その第一歩を安心して踏み出せるパートナーです。
お気軽にご相談ください。一緒に、より良い管理組合運営を目指しましょう!