「えっ、次は私が理事!?」
「監事って、名前は聞いたことあるけど、何をするの?」
札幌市の分譲マンションでも、こうした“突然の役員デビュー”に戸惑う方が増えています。
理事や監事はボランティア的な立場とはいえ、マンションという大きな資産の運営を支える重要なポジションです。
しかし、「何をどう進めてよいのかわからない…」という不安も当然ありますよね。
そこで今回は、はじめてマンションの理事・監事に就任した方が心がけておくべき3つのポイントを解説します。
🔷 理事・監事って、そもそも何をする役割?
✅ 理事の役割
理事(特に理事長)は、管理組合の執行機関です。
日々のマンション運営において、以下のような業務を担います。
- 理事会の開催・議事進行
- 総会の準備と運営
- 修繕や契約に関する意思決定
- 管理会社との窓口対応
- 組合員からの問い合わせ対応
つまり、マンションの「運営責任者」としての役割を果たします。
✅ 監事の役割
一方、監事は理事のように執行には関与せず、理事会の活動を監査する立場です。
- 会計の内容をチェック(お金の流れ)
- 理事会の運営が適切かを確認
- 年次監査報告書の作成・提出
- 必要に応じて理事会に改善を提言
つまり、“外から管理組合を見守る役目”が監事なのです。
🔶 役員になったら押さえておきたい3つのポイント
「何をすればいいか分からない」
「専門知識もないし…」
そんな不安を感じるのは当然です。
でもご安心を。理事・監事として大切なのは、“すべてを完璧にこなすこと”ではなく、大事なポイントをおさえて動くことなのです。
🟢 ポイント①:何より大切なのは「管理組合の主体性」を理解すること
よくある誤解が、
「管理会社がすべてやってくれるから、理事はただの連絡係」という考え方です。
確かに、管理会社は日常的な業務を担ってくれますが、最終的な判断と責任は“管理組合”にあります。
マンション管理の法律(区分所有法・マンション管理適正化法)においても、
「管理組合が主導して、管理・修繕・契約等を行う」ことが明確に定められています。
札幌市内でも、冬場の凍結防止・除雪・落雪対策など、地域特有の管理対応が求められるため、理事会がしっかりと主体性を持つことが不可欠です。
🟡 ポイント②:理事と監事、それぞれの「立場」を正しく理解すること
「理事も監事も同じようなものでは?」と思われがちですが、実は立場も役割も大きく異なります。
- 理事は「執行側」=実務を進める側
- 監事は「監査側」=理事の行動をチェックする側
同じ会議に出ることもありますが、監事は“管理組合の番人”のような存在。
だからこそ、理事と監事は適切な距離感を保ち、役割分担を明確にしておくことが大切です。
特にお金の流れに関しては、監事の目があることで住民全体からの信頼性もアップします。
🔵 ポイント③:一人で抱え込まず、専門家の力を借りること
役員の任期は通常1〜2年程度。
その間に、長期修繕計画の見直し、大規模修繕、規約改正、トラブル対応などが発生すると、いきなり専門知識が求められる場面も…。
そんなときに頼りになるのが、マンション管理士です。
🔷 専門家と連携すれば、役員の負担は大きく軽減される!
マンション管理士は、管理組合に寄り添う「第三者の専門家」です。
理事でも監事でもない立場から、中立的に管理運営をサポートします。
🧩 マンション管理士ができること
支援内容 | 具体例 |
---|---|
理事会・総会の運営支援 | 議案書や議事録の作成補助、進行アドバイス |
修繕・工事のアドバイス | 長期修繕計画の妥当性評価、見積もりの比較検討 |
規約改正の支援 | ペット、民泊、駐車場問題など最新の課題に対応 |
管理会社との契約見直し | 委託内容の精査、費用対効果の改善提案 |
トラブル対応の助言 | 騒音・滞納・不在区分所有者などへの対応方法 |
札幌市では特に、除雪や落雪対策など地域特有の管理課題があるため、地域に詳しい管理士がサポートに入ることで、より実情に即した助言が得られます。
✅ まとめ:理事も監事も、「ポイントを押さえて」「支援を受けながら」でOK!
- 理事・監事の役割は明確に異なるが、どちらも管理組合を機能させる要の存在
- はじめての役員でも、重要なポイントを押さえれば無理なく務まる
- 専門的な内容やトラブル対応は、マンション管理士に相談するのが賢明
- 特に札幌市では、地域特性に精通した管理士の活用が非常に有効!
📣 札幌市でマンションの理事や監事になられた方へ
「不安でいっぱいだけど、せっかくの役目、しっかり務めたい」
「困った時に相談できる相手が欲しい」
そんな方は、ぜひマンション管理士にご相談ください!
初めての役員を全力でサポートし、住みよいマンション運営を一緒に実現しましょう。
理事も監事も、ひとりじゃない。
あなたのマンションにとって、最良の「運営チーム」を作ることが大切です。
そしてそのチームの一員として、私たちマンション管理士がいます。