東京都・中央区のタワーマンションでコンクリート強度不足が発見されました(2024/4/5)。
再開発事業では、湾岸部の広さおよそ2ヘクタールの敷地に、地上53階建ての2棟のタワーマンションにより、あわせて2046戸が供給される計画で、低層階には、店舗や保育所のほか、区民の集会所などを設けることになっています。
しかし、設計と施工を担当する清水建設がコンクリートの強度を調べるサンプル検査を行ったところ、一部が、基準の数値に達していなかったことが分かったということです。
清水建設は、「原因究明と対応策について、関係者と検討協議を進める」とコメントするとともに、検査の結果を、さらに詳しく調べることにしています。一方、マンションを販売する三井不動産レジデンシャルは、4月下旬に予定していた販売をいったん休止しました。再開の時期は、未定だとしています。
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購入予定の方々にとっては販売延期となり、大変残念ではありましたが、過去に某一級建築士による耐震偽装があったこと思い出せば、このようにきちんと情報が公開されるだけでも社会は少しずつ前進しているものと思われます。今後は原因の究明が進むことが期待されます。