国土交通省によるマンション管理士の現状についての見解です。
(中略)○ マンション管理士は、管理組合等からの相談に応じ、助言や指導等を行う専門家として2001年に創設された国家資格である。
○ 現時点でマンション管理士として登録している者は全国に約2万8千人存在するが、マンション管理士を本業又は副業としている者は全体の1割強と推計され、我が国のマンション総数と比べても、活動しているマンション管理士はごく少数にとどまっていると考えられる。
○ 一方で、特に、管理会社に属さないマンション管理士は、その専門性に加えて、第三者性・中立性に特徴を有しており、今後管理組合においてニーズが発生しうる大規模マンションにおける会計監査や管理業者が管理者となる場合における監事への就任、高齢化に伴う理事会の支援業務などの業務では、これらのマンション管理士の第三者性の発揮が期待されると考えられる。
○ また、今後管理会社が撤退し、自主管理となるマンションも増加すると見込まれるが、その際にも地方公共団体と連携する形も含めたマンション管理士による管理水準の維持が期待される。
○ さらに、第三者性や信頼性の裏打ちとなるためにも、マンション管理士においては高い倫理規範や関連制度を有することが必要との指摘もある。
※(一社)日本マンション管理士会連合会では会員のマンション管理士が遵守すべき倫理規程を定めているほか、所属するマンション管理士が管理組合に損害を発生させた場合、その損害を賠償する保険制度も存在する 。国土交通省 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001624179.pdf
○ その他にも、マンション管理士試験に合格しただけでは、実務の知識は不足しているため、実務に直結した研修の充実化を図る必要があるとの指摘もある。
そこで実務に直結した研修の充実化を図った団体がすでに存在します。それがプロナーズ(プロナーズ | 豊富な実績と実務ノウハウを結集〜マンション管理士プロフェッショナルパートナーズ (pro-ners.com))です。
当事務所はプロナーズなくして、開業に踏み切ることはできなかったと言っても過言ではありません。ここで培った高い専門性が管理組合の強力な支援に結び付き、マンションの長寿命化をはじめとする問題解決へ向かうことを願っています。