「仕事が忙しすぎて理事や監事なんて無理…」と思っていませんか?
でも安心してください。管理組合は「仕事のために逃げる場所」ではなく、協力しながら責任を分担するための仕組みです。

本コラムでは、役員をどうするか悩む区分所有者の方へ、以下のポイントをわかりやすくお伝えします:

  1. 札幌市・全国問わず、管理組合に協力する義務について
  2. 役員辞退の可否とその背景
  3. 忙しい人の「役員負担を減らす仕組み」
  4. マンション管理士の活用で安心できる管理体制に
  5. 最後に改めて、住民みんなが“快適に暮らせる”ためにできること

1️⃣ 管理組合への協力は「義務」である


✅ 区分所有者=自動的に管理組合理事会のメンバー?

  • 区分所有法では、区分所有者は管理組合の組合員として責任があると定められています
  • 共用部分の適正な管理と費用の分担(管理費・修繕積立金の支払い)は法的義務なのです
  • これに加え、理事・監事など役員の役割も、“協力”として求められるのが当然とされています

✅ とはいえ、役員は拒否できる?

  • 物理的に「できません」と断っても、最終的な責任は管理組合にあります
  • 「どうしても役員は無理なので…」と遠慮するより、「共通の目的のために、できる形で協力はしたい」という姿勢が大切です

2️⃣ 役員は辞退できない?~実際の現場ではどうなってる?~


✅ 区分所有法では、選任拒否は明文化されていない

  • 法では「理事や監事を選任する」とされており、「拒否できる」とは書かれていません
  • 家賃のように「徴収されるなら協力する」のが区分所有者としての基本スタンスです

✅ でも現実には…

  • 「仕事が忙しくて無理!」と正直に辞退したケースも多く、理事会側も適切に対応
  • ただし辞退だけではせっかくの協力が得られず、次の人に“重責”が偏りがちです

3️⃣ 「役員を辞退したい人」の賢い選択肢


✅ それでもできる“貢献の工夫”とは?

  • 役員にはならないけど、専門的な協力や相談役は継続して担う
  • 清掃サポートや、総会資料の作成サポートなど、業務の“サブ的関わり”ならOKという方向性にする

✅ 実務は管理会社へ、補完役はマンション管理士に任せる

  • 管理会社は清掃や設備点検、会計運営・緊急トラブル対応の“仕上げ作業”を担当
  • マンション管理士には「資料のリーガルチェック」「工事・契約の専門相談」「トラブル時の客観的アドバイス」など、住民の負担を減らす専門性を求めることができる

4️⃣ マンション管理士と働き方改革!


✅ 管理士活用で「忙しくても大丈夫」のPDCA

ステップ理事会+住民管理士の関わり
① 業務内容の整理「役員の手が回らない」運営業務を洗い出すマンション業務の全体を整理しアドバイス
② 分担の仕組み化管理会社と役員・住民で役割分担契約書や条例と照らして最適提案
③ 教育・フォロー集まった資料や引継ぎの流れを作る書式・運用マニュアル提供で一気に整備
④ 定期チェック毎年の点検や修繕内容を確認する定期点検表や進捗チェック表で安心管理
  • 結果:役員の作業時間は大幅に減り、安心して管理が回る体制になる

5️⃣ 札幌市特有の事情にも強い味方!


  • 冬季の凍結・除雪や夏場の雨漏りなど、札幌市ならではのトラブルにも対応可能
  • 地域の気候と条例に精通した管理士なら、発生しやすい問題を事前に見据えて予防策を提案できます

📝まとめ:憧れの管理スタイルは「適度に手を動かす住民」と「機能的な外部専門家」の融合!


  1. 区分所有者は管理組合への協力が義務
  2. 役員にならなくても、“協力の形”を持つことが大切
  3. 管理会社&管理士の協力により、人的負担を軽減できる
  4. 札幌市の実情に合った管理体制が作れるのは、地域密着の専門家の力

📢 最後に、札幌市の皆さまへメッセージ!

  • 「申し訳なくて役員は無理」「でも何かは貢献したい」―そんな声を大切にしたいです
  • マンション管理士は、「忙しい人の味方」です
  • 役員辞退しても、プロと手をつなげば、結果としてマンションは“管理がしっかりまわる”可能性が高くなります

まずはお気軽にご相談ください。
あなたの生活リズムを崩さず、マンションにも安心と価値をもたらす支援を全力でいたします!