「月曜の朝、部屋の天井からポタポタ…どうしよう!」
そんな緊急事態が起きたとき、迅速かつ正しい対処法が被害を最小限に抑えるカギです。

本コラムでは、そんな時に「焦らず」「混乱せず」に済むための、最初にとる3つの行動を詳しく解説します。
さらに、費用負担の考え方や保険活用のポイント、そして専門家であるマンション管理士の活用方法も触れていきます。


⏱ 目次

  1. 専有・共用どちらからの漏水? まずは「原因の区別」!
  2. 日中/夜間で異なる対応先:3つの緊急アクション
  3. 費用負担はどちら? 保険も含めた対応を考える
  4. 万全に任せるなら!マンション管理士に相談すべき理由

1️⃣ 原因は「専有部分UV共用部分」?まずはここを見極めよう!


✅ 二つのケースを比較してみよう

ケース特徴費用負担例
専有部分(自分の家の水道管など)天井に設置されたキッチンや浴室の配管が内部で破損修理費用は原則“自分の負担”
共用部分(上階住戸や共有配管)天井埋設の配管などが原因の場合、集合住宅全体の問題所有者ではなく、管理組合が負担(修繕積立金や共管保険)

➡️原因がどちらかで、対応方法と費用が大きく変わるため、まずはここを見極めることが最優先です!


2️⃣ 日中と夜間で異なる “すぐにとるべき3つの行動”


✅ 日中対応:管理会社に連絡して速やかに応急処置

  1. 管理会社に電話またはメール
     ➡️24時間サポートであればすぐに現場対応に来てくれる場合も
  2. 漏水箇所を撮影し、位置や状況を記録
  3. 応急止水(バケツ設置やブルーシート養生など)を実施してもらい、二次被害を防止

✅ 夜間・緊急対応:警備会社 or 理事に連絡

  1. 契約している警備会社に連絡
     ➡️犬吠えなどと同様、緊急対応を依頼できます
  2. 連絡先がわからない&反応がなければ、理事または理事長に電話
     ➡️夜間対応可能な住戸がいる場合、対応してくれます
  3. ビニールシートやバケツでの応急対応で、被害拡大防止をしっかり実施

✅ 水道停止の可能性があったらどうする?

  • 特に夜間停止が求められるケースでは、
     ➡️非常用手動弁の位置確認や、応急措置の手順確認も事前に理事会で整備しておきましょう。

3️⃣ 費用負担を知るべき理由&保険対応のポイント


✅ 費用負担は事故の原因で決まる

  • 専有部分の漏水なら、修理費は原則自己負担
  • 共有部分の漏水なら、管理組合が負担し、修繕積立金・共用部分保険が使われます

➡️トラブル後に争うことを避けるためにも、原因の特定を急ぐことが重要!


✅ 保険で異なる優遇措置

保険種類対象範囲推奨ポイント
マンション総合保険共用部分の災害・漏水水災特約は漏水時の再発対応にも有効
火災保険 +個人賠償責任保険特約専有部分の事故・水漏れ隣戸や共用部分の破損も補償対象になるケースあり

➡️上記二つを備えておくと安心感がアップ!札幌市でも大雨や雪害時には多く発生するトラブルなので、あらかじめ備えておきましょう。


4️⃣ 安心の選択!マンション管理士へ相談すべき3つの理由


✔️理由①:被害範囲の正確な調査と対応アドバイス

  • 漏水検査の依頼・手順・結果の検証まで専門家視点で実施。
  • 「原因特定から保険請求まで」の一連サポートが受けられます。

✔️理由②:理事会や管理会社への報告フロー整備

  • 書類構成、報告書・議事録のフォーマット設計も支援。
  • 記録を残しておくことで住民間の混乱や公正な判断を促します。

✔️理由③:再発防止の仕組み作りを支援

  • 排水トラブルや水道配管の更新タイミングなどを見極め、具体的な修繕計画へと反映。
  • 専有・共用部分の漏水対策に加え、保険再確認・制度整備もトータルに支援します。

✅総まとめ:水漏れトラブルは初動がすべて。安心は早い相談から!


  1. 原因が専有部分・共用部分どちらかで対応と費用が大きく変わる
  2. 日中/夜間では対応先が変わる。緊急連絡網を整備しておくことが大切
  3. 保険で「共用」「専有」双方に備えると経済的なリスクが軽減できる
  4. マンション管理士へ相談することで、正しい手続き・原因特定・再発防止体制を整えられる

📣 札幌市のマンション住民・管理組合の理事・役員の皆さまへ

天井からの水漏れは、適切に対応すれば被害を抑えられるトラブルです。
迅速な行動と正しい判断が、あなたの住まいを守ります。

マンション管理士に依頼すれば、専門性を活かした安心と、二次被害リスクを最小限にする構造を作ることが可能です。
お困りごとがあれば、ぜひ一度ご相談ください!