マンション管理士に関するアンケートを実施しました。なお、母集団はインターネット上のクラウドワークス登録者かつアンケート回答者という抽出調査のため、全数調査とは誤差がある可能性がありますので予めご了承ください。

1.目  的 マンション管理士の知名度及び関心等を調査し、今後の業務活動に活かすため

2.調査期間 令和6年6月7日~6月10日

3.調査対象 クラウドワークス登録の男女年齢不問200人

4.調査方法 Webフォームにて有償アンケートを実施

5.回収状況 回収数200票、有効回収率100%

6.アンケート結果について

 Q1.年代を教えてください。

 結果 ~40代(75.0%)、50代(19.0%)、60代(5.5%)、70代(0.5%)、80代~(0%)

 Q2.マンション管理士を知っていますか?

 結果 知っている(58.0%)、知らない(42.0%)

 Q3.マンション管理士の仕事内容を知っていますか?

 結果 知っている(36.5%)、知らない(63.5%)

 Q4.分譲マンションが、管理組合によって運営されていることを知っていますか?

 結果 知っている(62.5%)、知らない(37.5%)

 Q5.マンションの管理について興味がありますか?

 結果 ある(57.0%)、ない(43.0%)

7.考察

【全体として】本調査の母集団は、インターネット上のクラウドワークス登録者を対象としたため、一般回答者よりもやや若年層が多く、かつインターネット上の情報処理に長けている集団であると推測されます。このため、全ての項目において通常よりも関心度が高く出た可能性があります。

【Q1】インターネットによる調査のため、高齢者が回答しているケースは少なくなっています。

【Q2】マンション管理士の認知度はもっと低いと予想していましたが、本調査では半数以上が「知っている」と回答しました。したがって、日常的にインターネットを使う人々にとっては、ニュース等で知る機会が多いと推測されます。なお、誤解されているケースも考え得るため、一部の回答者は「管理人」と「管理士」を混同して回答している可能性も否定できません。

【Q3】マンション管理士の仕事内容を知っている割合がおよそ3分の1です。こちらも一般よりも高めと推測されます。不動産資格の中で一番人気である宅地建物取引士や、弁護士、行政書士を取得した人は、マンション管理士にも挑戦する場合が多いため、こういった資格に関連する人がマンション管理士の仕事内容を知っている可能性は高いです。

【Q4】こちらも予想より高めです。分譲マンションに住む人口は1500万人超であるため、その知人や親戚に管理組合の話をするなどした場合、認知するきっかけとなるかもしれません。

【Q5】4割強がマンション管理に無関心です。しかしながら、「管理不全マンションの解体・除去に税金が投入されるケースがある」という実態を知っても、無関心で居続けられるでしょうか。マンションの適正管理に向けて、全国民に関心を持っていただくことは非常に重要なことであると考えます。

以上、アンケートの結果でした。ご協力してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

明日は、個別の質問にご回答いたします。