2025年3月4日、公正取引委員会が首都圏の大規模修繕工事で談合の疑いがあるとして立ち入り検査をスタート mankan-sc.com+6sakurajimusyo.com+6note.com+6。
全国の工事業者20社以上が対象とされ、調査は今も続いています。談合の真相が明らかになるまでには時間がかかるため、「談合はどこのマンションでも起こり得る」と前提に対策を講じることが重要です。
本コラムでは、時間も労力もかけられないけれど、談合を未然に防ぎ、透明な大規模修繕を実現したいという管理組合のために、マンション管理士による仕組みづくりをご提案します。
🔷 1. 談合って何? どうしてそんなに起きるの?
✅ 談合とは?
見積もりを複数会社に依頼しても、実際には価格や受注先が事前に調整されている行為です。これは不当な取引制限に当たり、法律違反です。
✅ 2025年3月4日報道の背景
この日、公取委が全国20社超を対象に談合調査に入ったことで、ダイヤモンドオンラインなど多数のメディアが報道 note.comsakurajimusyo.com+3diamond.jp+3mankan-sc.com+3。
「大規模修繕は談合の温床」「業界慣行として行われてきた」と指摘する声もあります 。
つまり、談合は過去の話ではなく、“今も起きている可能性が高い”のです。
🔷 2. 「真相解明」を待っていては遅い!予防こそが本質
談合が疑われると、真相解明には何カ月もかかるのが実情です。その間にもマンションの経年劣化は進行し、修繕資金が不当に使われていくリスクが高まります。
そこで重要なのは、「談合が起きる前に防ぐ」構造を作ること。そのためには次の3つが必要です。
- 競争環境を維持する仕組み
- 透明性の高い選定プロセス
- 中立的なチェック機関の関与
🔷 3. 談合を防ぐ仕組みづくり3ステップ
① 公募と条件明確化
- 施工業者は「地域外業者」「地元業者」など少なくとも5〜6社以上に公募
- 仕様書・設計条件を明示し、条件を揃える
- 複数業者にクリーンな競争を促す体制を整える
② 中立な第三者による見積評価
- 業者からの見積は、管理組合側の中立専門家が一次評価
- 比較結果や価格水準、仕様の違いを資料化→理事会で共有
- 形式的ではなく、実質的な比較を実現する仕組み
③ 公開プロセスの確保
- 総会・理事会議事録に、業者選定の理由・評価基準を明示
- 意図的に業者を絞り込んでいないことを公開し、透明性を維持
- 疑念を抱かれない処理を心がける
🔷 4. でも、そんなに時間も労力もかけられない…
実際、理事会のみでは以下のような負担が重くのしかかります。
- 公募準備と業者の選定
- 見積内容の分析と評価資料の整理
- 総会への説明・質疑対応
- コメントや契約交渉の記録化
それをすべて担うのは理事の現実負担として大きすぎます。
🔷 5. 管理組合は判断に集中!マンション管理士の役割
ここで登場するのが、マンション管理士です。
✅ 管理士に任せることで…
業務内容 | マンション管理士の役割 |
---|---|
見積公募の支援 | 適切な業者リスト作成、公募条件の整理 |
業者の選定資料作成 | 見積内容の比較分析、資料化 |
議案書・説明資料作成 | 成果根拠を明示した資料作成 |
理解補助と質疑対応 | 総会・理事会での丁寧な説明・質問対応 |
契約交渉サポート | 利害関係の整理と補足助言 |
✅ 管理組合はただ「判断」するだけ
- 複数業者の比較分析を提示され
- シンプルな選択肢の中から
- 「決断するだけ」でOK!
理事会は、“意思決定者”に集中できる体制を手に入れられます。
🔷 6. 札幌市のマンションこそ今すぐ導入すべき理由
札幌市では、
- 冬季の厳しい気候による防水・外壁劣化が顕著
- 地元業者が中心となりやすく、競争性が限定的
- 管理組合専門知識が浅く、談合リスクが高い
といった特徴があります。
だからこそ、専門的視点と地域知見を持つ管理士が、透明な修繕を支える重要な役割を果たします。
✅ まとめ:談合を「疑う」から「防ぐ」へ
- 談合は全国どこでも起こり得る(2025年3月4日のニュース)toyokeizai.nettoyokeizai.net+5sakurajimusyo.com+5note.com+5
- 真相解明より前に、予防が最善策
- 防止のためには:
- 公募+条件整理
- 中立評価+資料化
- 公開透明なプロセス
- しかし理事会だけでは負担が大きい
- そこで、マンション管理士を使い“判断のみ”の構造へ
📣 札幌市の管理組合・理事会の皆さまへ
「談合のニュースは怖いけど、自分たちでは何もできない…」
「でも、修繕は待ってくれない…」
そんなときは、マンション管理士にご相談ください。
- 時間も労力もかけず
- でも透明性と公平性は担保し
- そして住民納得の修繕に向けて
管理士の力を借りた仕組みづくりで、安心でクリーンな修繕を実現しましょう!